篤姫を読んでいるうちに朝。私は部屋のお風呂に、だんさんは大浴場に。歩いて数歩で温泉があるとどうしても部屋の方に入ってしまう。
朝食までにほとんど読み終える。後で気付いたが著者のサイン本だった。ひえ。
7時朝食。時間は選べるが一番早い時間にした。なぜなら朝食後にまた寝たいから。夕食と同じく2階に行くと今朝はまた別の部屋に案内される。窓のない部屋だが落ち着いたつくり。
野口は専用の農場を持っており、野口の宿では大抵そこで採れた野菜のジュースから始まる。朝食については前夜説明があり時間と、コーヒーか紅茶を選ぶ。
サラダは二人前盛られてきて取り分け、ドレッシングをかけていただく。朝からワインのつまみかと思うような素敵なプレートがやってきて、パンにいろいろ挟むとおいしいですとのこと。そらあおいしかろう。ここでも伊達鶏がでてきた。パンはクロワッサンと食パンとコンプレノアという全粒粉の3種類。全粒粉のパンにバターナイフで切れ込みを入れてサーモンやらチーズやら挟んだら夢のような味になった。
丸いカトラリーはナイフだった。思わず目の検査をしたくなる大きさ。みなさんそういわれます~って給仕の方も笑っていた。
デザートは細かくしたリンゴゼリーとフルーツ。満足な朝食だった。
通路にはかわいい十二支が。酉年なのでとりが主役の赤いお座布団に座っている。
部屋に戻りまた温泉に入ったりごろんごろんして広い部屋を満喫する。チェックアウトが12時なのでその時間までのんびりしてチェックアウト。
今日は晴れた。昨日パスしてしまった登別伊達時代村に行ってみよう。
ここは片倉小十郎の末裔が明治にやってきて開いたところにちなんでいるコンセプト。戊辰戦争で領地を失ってここで再起しようとやってきたのだった。
私が見たかった花魁ショーがちょういい時間だったのでにゃんまげと記念撮影をして村内を探検して劇場小屋へ向かう。
あっという間に満員になるがほとんどが外国の方。日本人の我々がアウェイ。
花魁ショーはお客さんの中からお大尽を選んでステージにあげて、という仕組み。韓国の方が選ばれて説明役の太鼓持ちに上手に誘導されてお上手。投扇遊びまでやって、最後ちょっと花魁が踊ってくれるというショーだった。写真ビデオオッケーイである。
衣装も時代劇ドラマみたい。
入るとき白い紙を渡され、おひねり遊びもあって(円でも飴でもお菓子でもいいが外貨はダメ)最後に投げてみたけど前の方に座っていたけど相当力いっぱい投げないと舞台に届かないのだった。
やたらと天気がいい。なぜここでこんなに晴天なんだ。
猫神社にいってみるとなかはお化け屋敷だった。なんだか久しぶりだよこんなの。
村内はそれほど広くないので疲れない。次ににゃんまげ劇場にて水戸黄門の寸劇を見る。ここはお客の入りがいまいちだったがやはりおひねりの紙は渡される(笑)にゃんまげが大きくて物の縮尺がおかしな感じになりながらも、それなりに楽しい寸劇だった。
最後に時代村名物の大きなお団子を食べて、村を出る。駐車場で荷物を整理し、洗濯物などをまとめる。
今日の宿は虎杖浜。これも登別のエリアなのでほとんど移動はない。虎杖浜近くのコンビニで洗濯物を宅急便で家に送り、宿へ向かう。15時過ぎに到着。
海の別邸ふる川。3回目。毎回予約が遅れて高い部屋になってしまっていたが、部屋はあまり関係なく温泉と料理がいいので今回はスタンダードの部屋にした。
ロビーで水ようかんとお茶をいただいてチェックイン。ものっすごい青い空!!夏は曇天が多いのでいつも鉛色の海を見ており、「いつか晴れたときに来なくては」と思っていたが晴れてしまった。
部屋に荷物を置いてまずは前浜へ。
宿を出てぐるっと回ると海に出られる。海水浴場ではないのでキレイとはいえないが、海と空は青く地球は丸いねえ!などと話す。ふる川はワンコと泊まれる部屋もあるのでワンコの散歩に来ているお客さんも多かった。
宿に戻ってテラスのハンモックで一休み。宿の人がほんっとに久しぶりですという青空、今日来れてよかったなあ。
16時になるとひとつまみといって飲み物の他に野菜や果物がラウンジに並ぶ。だんさんがタバコに行っている間にブドウやプチトマトをいただく。
そのうち看板犬モコちゃんがロビーに出てきたのでなでくって遊ぶ。だんさんが気に入られてのっかられていた。
17時ごろからおのおのお風呂へ。片方のお風呂が新しくなりましたとのこと。前こっち入ったことあったっけ?でもこんな感じだったよね、と思って露天にでたら、もう一つ露天風呂が増えていた。広いからいくらでも拡張できそうだ。寝湯が増えてますます長居するお風呂になってしまった。その後テラスでまた一人だらだらして、足湯なんかやって、結局18時半ごろ部屋に戻るのであった。
だんさんと協議の結果、今日私が入ったのは以前の男性専用大浴場。露天風呂が増えたのがこっちだけなので男女入れ替えにしたんだろうという結論に。
19時夕食。海も暮れた~。
北海道の地図の入ったランチョンマットで今回の旅程を復習する。
わあっと歓声をあげてしまう美しいお造りと前菜。
揚げ物とともにいる太刀魚もふっくら柔らかくここのお料理は間違いがなくてうれしくなる。
酢の物はかに肉と野菜の生春巻き。人参ドレッシングをしこたまつけて食べる。
楽しみの白老牛はしゃぶしゃぶ。みぞれ鍋になっていて大根おろしが入っている出汁にしゃぶしゃぶする。他に少し辛みのある大根をすり下ろして追加して食べる。
まあ間違いなくおいしいよね。おいしい。おいしい以外の言葉が出ない。
焼きなすのポタージュがきてなめらかさににやにやする。中身をすくうと、なすのポタージュのなかにさらに焼きなすが、こんにちは。
ご飯はイカ昆布飯だという。なんと?!普通盛りでいただいてしまう。苦しい。でもこの炊き込みご飯なんとおいしいんだろう。海の香りがいっぱい。しかもイカだけではなく干しエビもいたぞ。うまみ成分てんこもり。
デザートは偶然にもこちらもリンゴゼリーかソフトクリーム。私はリンゴゼリー、だんさんはソフトクリームにメロンソースをチョイス。ソフトクリームは登別酪農館のものであっさりさっぱりに濃厚なメロンソースがぴったりだった。
お腹が苦しくてまた寝てしまう。目が覚めると2時だった。カーテンを開けてみると海に当てたライトアップも終わり、真っ暗な海にちょっとだけ白い波が見える。ちょうどこのころ清掃と男女入れ替え。また寝て朝風呂に行くことにする。
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