翌朝、毎年よく見る鉛色の海と空。だいたい夏はこんな感じだと聞いているので昨日の夏っぽい青空の方が珍しい。
入れ替わった大浴場に行ってみるとそうそう去年までずっとこの配置のお風呂だったよと思い出す。のんびり入って温まる。虎杖浜温泉は無色透明、ちょっと嬉野温泉に似ているぬるりとした感触がある。もちろん湯から上がるとさらりつるり。つくづく温泉って不思議だ。
朝食はビュッフェ。前は定食だったのだが。去年の6月からビュッフェに変えたそうだ。
とはいえ、ふる川のビュッフェですから。すごかった。ええすごかった。白老牛のビーフシチュー、ものすごい肉の塊が入っていた。お刺身も、サラダも、稚貝味噌汁も、もちろん虎杖浜たらこも。そして私は我慢しきれずパンまで食べてしまった。
旅程の最後の朝食となるとお昼に何を食べたいというのもないので思いっきりやってしまった。
ラウンジでフルーツとヨーグルトのデザート。うーんどんよりだな~。
お茶もいただいて、まただんさんがタバコに行っている間にテラス。暑くなくていいけど。
みんな大好きハンモック。
11時チェックアウト。どんより天気。モコちゃんに見送られてさようなら。お世話になりました。また来ますね~。
近くのポロト湖に行ってみる。あとで分かったのだが対岸のほうからも見ることができたようだ。こちら側は博物館があり有料駐車場にとめるしかなかった。アイヌ関係の博物館だったが今日は観ている時間はないので脇の自由通路みたいなところを通って湖を眺める。今度は反対側から来よう。予習。
この駐車場で最後の荷物整理。
白老には仙台藩の陣屋跡がある。幕末に外国船に備えて仙台藩に造らせたもの。やっぱり塩釜神社、愛宕神社がありそれを支えに慣れないところでがんばっていたんだろう、大変だ。ちゃんと曲輪も作ってあり、120人収容できたというからかなりのものだ。建物の柱のあとが分かっていて石で示されているがそれを見るだけでもかなりの規模の建物がいくつもあったことが分かる。
全部歩くとまた時間がかかりそうだったのと、次にちゃんと資料館を見て勉強してから全部を見ようということで。
入り口広場に車を止めたのだが、先に1台車がとまっていて、へーうち以外にも来る人いるんだと話していたら先行したらしき人が戻ってきて今度は塩釜神社方面へ行く森の中へ入って行った。がんばるなあ。
我々は新千歳空港へ。千歳の街のコンビニからまとめて荷物を出し、ガソリンを入れて空港のレンタカー屋へ返却。今回も事故にならず、怪我もなく戻ってこれてよかった。すべてに感謝。
走行距離1183キロの運転。お疲れさまでした~。
新千歳空港に早めに入ったので30分ばかりスーパーラウンジなるところへ行ってみる。混雑していますとのことだったがそれなりに出入りがあるので普通に座れた。静かなのがいいけどセキュリティチェック前なのでどうしても早めにでなきゃならない。夏休みなので用心して早めにチェックを通る。
我々の便は普通に出発して定刻より数分早く羽田についたのだがこの後の便はいろいろ大変だったらしい。この前の時間帯も相当新千歳空港は遅延だらけだったようで、乗り合わせた松山千春氏が機内で1曲歌ったニュースを聞いてあの定刻通りの飛行機は幻だったんじゃないかと思った。
天気には恵まれなかったがそのぶん涼しく寒くてうれしかった10日間でした。
ちなみに五勝手屋羊羹、ぎゅってつぶして押し出すものだった。最初出てこなくて焦りました。ぎゅうってつぶして下から押し出して、糸で切る。記憶していたのより甘くなくておいしい羊羹でした。
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