2017年北近畿1日目

2017年5月3日~7日、舞鶴~天橋立~城崎温泉~豊岡~出石~綾部~篠山~神戸。

のぞみの始発。駅弁を買って朝御飯。とにかく混雑がすごい。

迷ったときはいつも必ず在庫のある30品目バランス弁当及び安定の深川めしで。

のぞみは、満員の上指定席車両にも立つ人がいるほど。ゴールデンウイーク、行列覚悟の早め行動を誓うのであった。


まず京都下車、乗り換えて東舞鶴へ。少し時間に余裕がある乗り継ぎなのでトイレなどを済ませて移動。トイレにも行けないし車内販売も来ないほどの混雑だった。ふうー。

JRと接続している北近畿丹後鉄道の特別列車、あおまつが停車していた。水戸岡先生デザイン。いつか乗りたい。今回も計画したんだけどいろいろ時間が合わなくて次回の宿題になった。


東舞鶴駅についたらかまぼこ手形をバスチケット売り場で買い、バスに乗りレンガ博物館で降りる。バスはこの手形を使えば1,000円で一日乗り放題。バスはだいたい1回300円くらいだったかな。


これが舞鶴をバスで巡るときに万能なかまぼこ手形。時期によりデザインが変わるそうだ。見せると割引になるところも多いので車なしで舞鶴を回る場合はぜひ。買ってる人多かった。本物のかまぼこ板です。

まず港めぐりの遊覧船に行列、11時の整理券は終わりとのことで、12時の整理券をもらう。冬を除く土日祝お盆のみの運航。


レンガ博物館でレンガの学習。かまぼこ手形で入館料が無料に。さらにスタンプを押してくれる。2個集めると東舞鶴か西舞鶴のバスセンターでなにかもらえるのだそうだ。

世界のれんがの勉強。積み方も学んだ。フランス積みとイギリス積みの体験ができますぞ。一応積んでみた。

ホフマン窯というのが昔のれんが製造を担っていたそうで、なかに再現してある。鏡を使って広く見せていた。

赤れんがパークへ。このアングルいつもパンフレットで見るやつ~。
屋台のカレーを買ってはやめ昼食。屋台もあるが中にフードコートも。このチキントマトカレーが侮れない味だった。食べ歩きしやすいようにカップサイズも販売。
晴れているのでピクニック気分の人がたくさん。でも混雑した感じはしない。

レンガ倉庫をひとしきり撮影。写真撮影にもってこいの場所。

倉庫から倉庫へ、倉庫から港へ、昔はレールが惹かれていて荷物が運ばれたのだそう。

そんなところに今は屋台が並ぶ。

船の時間になり乗り場へ。かまぼこ手形でこれまた半額の500円に。半額?!

30年働いて廃艦になった船(青で囲ったところにいる)最後はスクラップか訓練の的になる。これは的になるそうだ。最後までお勤め…。
10年ほど前に退官した元海上自衛隊のおじちゃんがガイドをしてくれる。間近に見える巡視船や補給船、ミサイルや魚雷の説明が分かりやすい。でっかい照明だと思っていたものが実はミサイルだった。ひぃ。
楽しく30分ほどの船旅。

やぐらを組んで点検整備中の船がいっぱい。底に牡蠣殻もいっぱいつくんだって。

おおう迫力ぅ。

歩いて自衛隊桟橋へ行ってみる。さっき海上から見たたくさんの船を今度は桟橋から見れる。道路脇にすぐ桟橋。祝日で公開していて、自衛官が笑顔でこんにちは!受付してくださいというので住所を書くのかと思ったら人数書くだけだった。ゲストカードをもらってぶらさげて見学する。
大学生までだったら、船の中の見学もできる。連休なので見学の子供がたくさんいた。

そばでみると一段と大きい。祝日なので満艦飾。楽しいな。

旗がうまくはためくまで待って撮影したのであった。

あれ、猫ちぐらじゃないよね?

錨の収納の仕方、無駄がない。


真心の補給、大事です。

桟橋から5分ほどのバス停から西舞鶴駅方面のバスにまたかまぼこ手形で乗る。薄曇りだがたまに晴れ間がでると暑い。ほんとは少し上に上がると東郷さんがちょっと住んでいた家があり、港を見下ろせるところがあってバスも行ってくれるのだが、まだまだ目的地があるので今日は割愛。
西舞鶴駅一つ前の千日前でおりて田辺城。関ケ原直前、細川幽斎が籠城した城。


無料の資料館でかまぼこ手形に二つ目のはんこをもらう。

資料館には幽斎が古今和歌集の口伝継承者だったことやその伝授方法が詳しく解説されている。何年もかかって伝授され、もちろん教科書はあるのだが大事なことは一定レベルになってから師匠がメモで渡し、さらに大事なことは口伝。大変だ。しかも当時幽斎しか知ってる人物がいなかったとなると籠城戦で死なれては困る。

歌が得意だったゆうさいくん。筆を持っている。そして天守台は門のすぐ目の前、しかも小さかった。この天守で籠城したのか。


幽斎もびっくり、連結式城郭のような滑り台。城跡のほとんどの部分は公園になっていた。

バス停一個分歩いて西舞鶴駅へ。バスセンターを探すのにちいと手間取ったが、西舞鶴駅のロータリー向こう側にあった。

粗品のオリジナルグッズをもらった!かまぼこ手形恐るべし。れんが倉庫と錨が舞鶴っぽいポストイット。


駅で板かまぼこ、、は今日は買えないので、ジェラートとたまねぎのさつま揚げみたいなのを買って北近畿丹後鉄道のホームでもぐもぐ。ここは連休の混雑のない、のどかなところだった。風が気持ちいい。


かわいい水戸岡デザインのリニューアル電車に乗れた!

あおまつ、あかまつ、くろまつの他に普通列車も内装外装を水戸岡さんがリニューアルデザインした車両があったとは。うれしい~。木の床におしゃれなシート。カーテンも雰囲気をそろえている。

山の中をごとごとと走り続け、うとうとしているうちにいきなり海が!京都の海だ。


天橋立下車。さすがに人が多い。

こんな感じで移動してきた。遠いねえ~。

天橋立というと、私にとってはこのオイルサーディンの竹中罐詰だ。


駅から徒歩5分くらいのビューランドの乗り場に向かうが、チケット売り場まで道を渡ってのえらい行列。モノレールとリフトがあるがモノレールが急に運休したらしい。それを周囲の話から知った。アナウンスは今日はモノレールは点検、リフトのみということだけ。えーいつ乗れるんだろう。そしていつ降りて来られるんだろう。

みんな割引券か天橋立温泉知恵の湯巡り券の割引をもっている。スマホ画面を見せる公式サイトの割引券もあるのでその場で見せると他と同じく50円引きになった。


うちにしては珍しく、がんばって1時間ほど並んでリフトに乗る。

曇りなのが残念だけど、おおっ、罐詰と同じアングルではないか。

確かにきれいなところだ!股のぞきをしてみる。

砂浜と松林が大変に美しい。さすがの日本三景。

が、あまりに混んでいるので早々に下りリフトに並び、宿に一応遅くなる連絡をする。モノレールが止まっていてリフトしかない、といったらええーと驚いていたので下界にこの情報は行き届いていないようだ。

我が家は松島、厳島、天橋立に行けたので、ついに日本三景達成!

下りも1時間弱リフトに並んで降りてきた。さすがにへとへと。

宿は駅前の料理旅館鳥喜。

18時前についたので夕食を19時にしてもらい貸しきり湯で足をほぐす。

天橋立温泉。大浴場もあるがそこは天然温泉ではないとのこと、小さな貸切湯は周辺に建物があるので壁に囲まれた露天。でも十分。少しぬめりのあるお湯だった。

どんぶらこ~。


部屋は12畳に濡れ縁があり広さに驚いてしまった。あらかじめ送った荷物も無事部屋に入れてくれてあった。古い宿が多く洗面所トイレ共同のところがまだ主流の中、部屋にトイレ付きのお部屋が取れてよかった。

夕食はお部屋で。魚尽くしコース。お品書きがなかったので名称はよく覚えていないがどれもとってもおいしかった。本当に魚尽くしだった。徹底してた。


しゃきしゃき筍が入っていたお豆腐からスタート。

はいカンパーイ!!


お造りとはまぐり。はまぐり食べたかったのでうれしい。でもピンボケ。

ひらめの煮つけだったと思う。ご主人様に頭のほうが供されまして。この煮汁の色が、西に来たなあと実感させてくれる。

塩の上に甘鯛をのせ焼いた宝楽焼が宿の看板料理らしい。甘鯛は焼いても身が硬くならないので皆さん驚かれますねとのこと。サザエと海老も文句なし。頭はもちろん分解して隅から隅までなめつくした。

これがまた、鯛と海老で。どんだけ鯛食べたことか。

そしてこの餡かけの下も鯛だったのだ。春の天ぷらもさっくさく。

にこにこした魚のお皿がかわゆい。ホタルイカも登場。

〆はへしこ茶漬け。相当辛いのでおだしをいっぱいかけてくださいねとのことで、ざぶざぶかける。…なんとうまいのだ!!こんなにおいしいのか!!しょっぱさがたまらない。へしこ記念日となった。

デザートはアイスクリームいちごソース。料理旅館の名に恥じぬ絶品揃い。恐れ入りました。

当然、満腹。もう一度おふろ、、と思いながら寝てしまった。明日は晴れるといいなあ~。


本日の移動。

ニッポンの旅

とにかく国内しか旅行しない主義。 城と温泉があればふらふらと、テリアのぬいぐるみを連れて出かけます。 以前の記録はこちら。 http://88782276.at.webry.info/