2017年夏北海道5日目

曇天。小雨。

朝食前に朝風呂。誰もいない!五色温泉独り占め!今日は露天もちょうどよい温度で、昨日はなにかあったんだろう。だんさんがテレビで見たときは若いご主人が先代から温度調節を指導されていて、なかなか大変そうだったとのこと。がんばってほしい。温泉は自然のものだからコントロールするのは難しいんだよね。まして循環式じゃないし。がんばれ。

朝食は7時半。温泉卵、鮭、海苔、きんぴら、お漬物、昆布…正しい朝食!満足。

8時過ぎ出発。ニセコの山々に雲がかかっている。


そういえば函館のホテルの温泉で出会った日本語堪能な異国の方が私の持っていたメッシュのスパバッグを見て「それは…なんですか?」と聞いてきたのであった。お風呂にもってこれる濡れてもいいバッグで、どうしても鍵を持って入らないきゃならないときはジップロックに入れてこれに入れる、タオルも岩や浴槽の淵に置かなくてもいいんですよ、拭いて洗面台に置いておけば一晩で乾くし軽いし、と説明。どこに売ってますか?私札幌なんですというので無印で買ったというとムジルシあります行ってきますとのこと。あったかしら。


フルーツの仁木町を通って小樽へ向かう。仁木町の農園で1個200円の桃を2個買ったあたりから天気が急速によくなってきて青空!!

この旅行初めての青空。しかも暑くない。風はからりとしてさわやか。

さらにひた走って小樽へ到着。天気が最高なので、小樽天狗山ロープ―ウェーに乗る。夜景がすごい所のだが、今日は昼間に青空と海を堪能。晴れてよかった。

天狗山なので天狗がいる。神社におまいり。

おお~よく見えるぅ。

リス園でリスを見てレストハウスで天狗ソフトを食べる。天狗に見える角度を探して写真を撮っているうちに溶けだした!

いやあ晴れてよかったよかった。いい風も堪能。


13時過ぎに札幌市内に。ジャッキーペッパーでハンバーグを食べようという算段。斜め前の西友のでっかい駐車場に車をとめてお店前の行列に並ぶ。といっても数組なので10分程度待ったくらいで入れた。

それにしても店の様子が。夜はライトがつくんだろうけど昼間来るとやってんだかやってないんだか分からないような店に続々と人がやってくる。夏休みでもあるので家族連れが多い。

なにはともあれこの特製ドレッシングのかかったサラダを食べたかったのだ。にんじんドレッシング。飲みたいくらいだとだんさんがいうので飲めば?といったら本当に飲み干した。気持ちは分かる。持ち帰りもできるが冷蔵品なので帰る日じゃないと無理だなあ。

続いて鉄板でやいてもらったハンバーグ。もちろんステーキもあるが。大きさも選べる。ソースをかけてにやにやしながら食べる。ああご飯に合うなあ。

今回はカウンター席だったので見上げると鏡に鉄板の様子が映っているのが見えた。どんどこ焼いていく。真ん中のまんまるは、照明。

ああおいしかった。やっぱりおいしかった。その後、だんさんが行きたい雁喰豆という定食屋を偵察に。明日来れれば…と思ったがやっぱりお盆休み。また次に。


西友で申し訳程度の買い物をして車を出し、六花亭円山店へ。おやつと、仲良しへのお土産に夏見舞という夏限定の寒天ゼリーをたくさん買う。これはおいしいのを知ってるんだけど大きなパックしかなかったのが、ちょっと前から小分けで手軽なお値段のパックも出してくれて、見栄えもいいしお土産にちょうどいいのだ。常温でいいし。小分け袋ももらって、じゃあおやつを食べに公園に行こう。なんていっても天気がよくて涼しいから!


前田森林公園へ向かう。手稲緑地に何もない所から全部作ったという公園で長ーい運河と並木の写真がきれいでいつか来てみたいと思っていた。

鳥も運河で一休み中。

なんと美しい!うーん、手稲山がすっきり見えないのが残念だけどヨーロッパのお城のお庭みたい。

朝ドラの「マッサン」のロケ地になったポプラ並木がある。

運河は端から端まで歩くと600mもあるというので途中まで歩いた。

ポプラ並木を通っていく風が大変にけっこうである。ベンチに座って六花亭で買った夏衣を持参のお茶でもぐもぐ。間にはさまったみかんジャムのおいしいこと。


しばし緑の風を楽しんで、すすきののホテルに向かう。

すすきのは場所がよければどこでもいいと思って、リーネルすすきのにした。二人で10,000円なのでそれなりを覚悟していったらこぎれいにしていて対応も丁寧。拍子抜け。早めに予約したおかげか、空いていたのか、少し広めのお部屋にしましたとのこと。ありがたや。設備は古いがちゃんとしていてあらよかったという感じ。

休憩後、6時ごろからふらふらと街に出る。狸祭りまっさかりの狸小路を通る。

巨大たぬき!

長いアーケードがたぬきだらけ。

お参りもちゃんとした。

大通公園へ。ビアガーデンで人がいっぱい!でもどこか東京の混雑と違ってみんなのんびりした顔をしている。これが涼しさというものなのか…。

目指すサッポロのブースまでてくてく歩いて、途中各社のビールタワーの写真を見て楽しむ。

まずは注文のシステムを学ぶ。席に座ったままおねーさんに注文するのと、レジに行って会計してその後おねーさんに頼むのがあるらしい。そして注文を取って会計するためのおねーさんと、注文を受けて運ぶためのおねーさん両方がいて帽子や制服で見分けるということになる。会計をしたレシートをその辺にいたおねーさんに渡すと「お席…」といって探そうとするので「立ち飲みでいいの、この辺にいるから」というと、はいっと走り去った。都合よく立ち飲みテーブルがそばにあいたのでそこで待つことしばし、おねーさんが見つけてやってきた。

大きなタワーを持っておねーさんたちが走り回る。大学生のよいバイトだろうか。でも大変そう。

北海道の星、サッポロビールが光ってる!

軽く一杯いただいて、ビアガーデンの喧騒を楽しんだ。


またてくてく歩いて予約していた居酒屋へ。すすきのど真ん中、さっぽろっこ。私はここがお気に入りなんである。ニッカのおじさんのすぐそばのビル。

席はたくさんあるのだがいつも人気で待つこともあるので予約していった。個室に通される。かんぱーい。

北海道名物ラーメンサラダ。ここのが一番おいしいと思うんだ。いやそんなにあちこち食べ比べたわけじゃないんだけど。

北海道珍味盛り合わせにはカニみそ、イカ、そしてやはりにしんが。このにしんと味噌をあえたやつおいしい。まあこんなの並んだらもう一杯ですよねえ。

ししゃもも食べて、飲んで、ザンギもキメて、〆はどうするか迷ったがここで打ち止めにして出ることにした。

狸小路のみよしのに閉店ぎりぎりに滑り込むと「なんですか?」と言われる。おお北海道のサービスだ。お土産餃子買いたいというと我々の脇をすり抜けてまずは閉店の看板をドアにかけ、おもむろにお土産餃子~と奥へオーダー伝達。まだラストオーダーには5分以上もあるが…。待つことしばし、餃子が出来上がり、会計をして店を出る。北海道もかなり愛想がよくなってきたが、まだこういうのがあるんだと我が家ではひとしきり話題になったのであった。

ホテルに戻る。持参の果物セットで桃をむく。仁木の桃、柔らかくておいしかった。べたべたに甘い感じじゃないのが食べやすい。1個は朝にとっておく。

結局、餃子は放置されたまま!今夜も満腹のままおやすみなさい。

ニッポンの旅

とにかく国内しか旅行しない主義。 城と温泉があればふらふらと、テリアのぬいぐるみを連れて出かけます。 以前の記録はこちら。 http://88782276.at.webry.info/